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日本の伝統工芸品・甲州印伝とは?

こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が制作した、日本の伝統工芸「甲州印伝(こうしゅういんでん)の紹介動画「手技TEWAZA「甲州印伝」koshu lacquered deerhide」です。

甲州印伝というのは、主に鹿皮やを加工して作られる伝統工芸品です。
職人の匠の技が随所に込められた上質な甲州印伝は、時代を超えて愛される魅力的なアイテムです。
動画では甲州印伝の作り方(作業工程)や、商品を紹介しています。
日本に古くから伝わる甲州印伝の魅力を動画で堪能してください。

伝統工芸品「甲州印伝」の起源

甲州印伝の歴史はとても古く、今から約1300年前の奈良時代頃には既に製作されていたそうです。
印伝の技術を使って作られた足袋は、奈良正倉院の宝庫に、印伝の文箱も奈良県東大寺に所蔵されています。
江戸時代以降には、江戸甲府城下で甲州印伝の生産が盛んに行われ、甲州印伝の袋物は庶民の間で愛用されるようになりました。

職人の手技による、甲州印伝の作り方とは

職人の画像
画像引用 :YouTube screenshot

甲州印伝は鹿や羊の皮といった原料を丁寧になめし、染色してから漆で模様を書いて仕上げた本革製品のことをいいます。
甲州印伝の特徴は、手触りの柔らかさと、丈夫さを両立しているという点にあります。

動画でも紹介されている作業工程を簡単に紹介します。
1, 焼き擦り(動画 0:29~)革の表面を熱したコテで焼いた後に表面をやすりで削り整えます。
2, 型紙(動画 0:45~)
3, 漆付け(動画 1:01~)職人は漆の色の特性を見極める必要があります。
4, 燻べ(ふすべ)(動画 1:54~)燻すことで色合いを出す商品もあります。
5, 縫製(動画 2:21~)

詳しくは動画で紹介されています。
映像で作業内容が映し出されるので、非常にわかりやすくなっています。

甲州印伝の手技が光るおすすめのアイテム

甲州印伝の画像
画像引用 :YouTube screenshot

山梨県甲府市の印傳屋(INDEN-YA)の店舗では、甲州印伝の文化を取り入れ、職人の手仕事で作られた名品を多数販売しています。
印傳屋の創始者である上原勇七は、自然素材である藁を使って鹿皮の燻べをし、柔らかな風合いの甲州印伝の作品を仕上げてきました。
印傳屋でも特におすすめの商品は、甲州印伝の長財布やがま口の小銭入れ、名刺入れや印鑑ケース、和柄の巾着など。
満開の桜をモチーフにした桜こまちシリーズも人気を集めています。
動画では2:47より、完成品を紹介しています。

近年では、甲州印伝とグッチやティファニーといった一流ブランドとのコラボアイテムも販売され話題となりました。
また、キティちゃんや、となりのトトロといった親しみやすいキャラクターとのコラボアイテムも注目されています。
Amzonn(アマゾン)や楽天などのインターネット通販でも販売されているのでチェックしてみてはいかがですか。

甲州印伝紹介まとめ

伝統工芸品の甲州印伝は、日本文化の魅力を感じられるおしゃれなアイテムです。
動画でご紹介しているように、丁寧な手仕事で作られている甲州印伝は、質感がよく丈夫なので長く愛用できますよ。

動画の2:33より、甲州印伝の職人は「甲州印伝の特色は多彩な模様が多く、ひとつの商品でも何十種類の色柄があり、お使いになる方が好みの色柄を選べる喜びがある」と甲州印伝の特徴を語っています。
日本伝統文化の魅力が詰まった甲州印伝のアイテムを、ぜひ購入してみてくださいね。

【公式ホームページ】印傳屋 | INDEN-YA
https://www.inden-ya.co.jp/

【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
日本文化を感じられる美しい革工芸品「甲州印伝」。何十種類もの色柄がある山梨県甲府市の甲州印伝はあなた好みの品が必ず見つかる!職人による手仕事風景は必見!
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