宮崎県日南市の鵜戸神宮紹介動画について
こちらは「Shiso Productions.」さんが公開した動画「4K 鵜戸神宮 宮崎県 Udo Shrine Miyazaki, Kyushu JAPAN」です。
鵜戸神宮とは、九州地方の宮崎県日南市にある神社で、旧社格は官幣大社、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。
動画の7:04からご覧になれるように、日向灘に面した断崖の中腹の岩窟(海食洞)内に本殿が鎮座しています。
参拝するには崖に沿って作られた石段を降りる必要があり、神社としては珍しい『下り宮』となっています。
こちらの記事ではそんな宮崎県日南市の鵜戸神宮について、紹介をしていきます。
宮崎県日南市にある鵜戸神宮とは?その歴史は?
写真:宮崎県・日南市の鵜戸神宮
鵜戸神宮は海洋信仰の聖地として有名で、鵜戸神宮が鎮座する岩窟は豊玉姫が主祭神の鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を生むための産屋を建てた場所とされています。
その縁から崇神天皇の御代に上記6柱の神を『六所権現』と称して創祀されることになり、推古天皇の御代に岩窟内に社殿を創建して鵜戸神社と称したと伝えるようになりました。
宮崎県日南市の鵜戸神宮観光を楽しむ
写真:宮崎県・鵜戸神宮の撫でウサギ
① 福注連縄
鵜戸神宮入口にある福注連縄で身体を清めると共に、穢れを祓う御利益があります。
② 撫でウサギ
鵜戸神宮の神使(神様)は『うさぎ』だとされており、鵜戸神宮所縁のウサギの象を撫でることで、病気平癒や開運、飛翔などの願いことが叶うと言い伝えられています。
③ 御朱印帳
神社の特色が出る御朱印帳、動画の10:48でもご覧になれます。
おみくじとご一緒に、ぜひ旅の思い出にいかがですか。
宮崎県日南市にある鵜戸神宮周辺の観光スポット
写真:宮崎県・鵜戸神宮の霊石亀石
自然の洞窟の中に御本殿が建てられている鵜戸神宮。
その魅力は周辺の景色にもあります。
青い空と紺碧の海といった自然の景色に鮮やかな朱塗りの神門や楼門が組み合わさる絶景は見事の一言です。
その他にも、まるで女性の乳房にも見える、安産祈願で有名な『お乳岩』とそこから滴るお乳水、背中にある窪みに男性は左手、女性は右手で『運玉』を投げ入れ、見事入れると願いを叶うことが出来ると言われている霊石亀石。
「二柱岩」「御船岩」などの奇石、一番古い石段参道で、吹毛井の港から神宮の山門まで長さ約800m(八丁)の石段が続いている八丁坂があります。
鵜戸神宮の鎮座する鵜戸先の南面にある『鵜戸千畳敷奇岩』もおすすめのスポット。
今から約1000年前から100万年前にかけて堆積した地層(新第三系宮崎層郡)で、固い砂岩層と柔らかい泥岩層が繰り返し積み重なり、堆積して出来ているのが特徴です。
長い年月に渡って日向灘の激しい波浪や風雨に晒され、浸食されて現在の姿となりました。
こうして出来た波状岩は別名『鬼の洗濯岩』や『鬼の洗濯版』と呼ばれ、県指定の文化財に指定されることとなりました。
宮崎県日南市にある鵜戸神宮のご神徳と風習
写真:宮崎県・鵜戸神宮の乳岩
鵜戸神宮は、豊玉姫命が育児の為、両乳房を「ひききり岩」にくっつけたという伝説の岩である『お乳岩』と、その岩より滴り落ちる水で作られた『おちちあめ』があり、どちらも安産と育児を願う人々の信仰の拠り所となっています。
そして鵜戸神宮には宮崎の風物詩であるシャンシャン馬という行事があり、こちらは江戸時代の中期から明治の終わり頃まで行われていたものです。
七浦七峠と呼ばれる険しく辛い路を、花嫁を馬に乗せて、花婿がその手綱を取って鵜戸神宮へ向かうというもので、現在はこの風習は無くなりましたが、当時の姿を再現をする行事を観光行事として行われています。
宮崎県日南市にある鵜戸神宮紹介まとめ
写真:宮崎県・日南市の鵜戸神宮の画像
平成29年には鵜戸崎一帯が名勝「鵜戸」と呼ばれる国指定名勝となり、地元の人達には『鵜戸さん』と呼ばれる鵜戸神宮。
美しい景勝地としてもさることながら、パワースポットとインスタ映えとしても人気なご利益のある観光スポットとなっています。
境内を散策するだけでも鵜戸山磨崖仏や鵜戸山八丁坂、鵜戸山の磨崖仏に日南海岸などの様々な有名観光スポットを堪能することが出来ます。
毎年三月には『シャンシャン馬道中唄全国大会』も開催されているので、ぜひ鵜戸神宮の観光を考えている方は、こちらのイベントに合わせてみてはいかがでしょうか?
【公式ホームページ】鵜戸神宮
https://www.udojingu.com/
【トリップアドバイザー】鵜戸神宮
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023424-d1238711-Reviews-Udo_Shrine-Nichinan_Miyazaki_Prefecture_Kyushu.html
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