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日本伝統工芸品の掛け軸製作動画をご紹介!

今回は「Niko Kitsakis」が制作した「Kakejiku - Making of a Japanese Hanging Scroll」という動画をご紹介します。
こちらは日本の伝統工芸品である掛け軸を製作する宏精堂家門表具店の紹介動画です。

兵庫県宝塚市にある家門表具店は、1912年(明治45年)創業の歴史ある表具店で、この動画で紹介されている、現在の職人の家門秀行さんは4代目にあたります。

表具(ひょうぐ)とは、布や紙などを張ることによって作られた、巻物、掛軸、屏風、襖、衝立(ついたて)、額、画帖(がじょう)のことです。

家門秀行工芸士は一級表装技能士として、掛け軸や和額製作のほか、屏風やついたて、床の間の襖や障子の張替え、古書画の修復など、さまざまな種類の仕事をしています。

動画では、普段なかなか見ることのできない掛け軸の作り方や、掛け軸の各名称の紹介をメインで紹介しています。
日本に古くから伝わる工芸品をこの動画で堪能してください。

動画で紹介されている伝統工芸品、掛け軸とは?歴史起源や文化は?

掛軸の画像
写真:掛軸

掛け軸は、和室の床の間などに掛けて鑑賞します。
掛幅(かけふく)、床掛けとも呼ばれます。
もともと中国美術として生まれた掛け軸は、平安時代以前、仏教伝来とともに日本に伝わります。
のちに書道や茶道の文化によってその様式が確立しました。

鎌倉時代江戸時代戦後、そして現在への掛け軸の歴史は、動画の3:40より職人の家門秀行が語っています。
掛け軸には掛物や掛字といった種類があり、お経や水墨画、書道のほか、モダンなイラストなどさまざまなものがデザインされます。
また、掛け軸は「一幅、二幅・・・」という数え方を使います。

新しいことに挑戦し続ける掛け軸職人の家門秀行さん

家門秀行さんの画像
画像引用 :YouTube screenshot

2:45より掛け軸の世界は奥が深く、いつも新しいものにぶつかっていると職人の家門秀行さんは語ります。

日々新しい事を覚えて、まだまだ先は長い修行の毎日だと、動画の14:00よりインタビューで答えています。

掛け軸の制作工程・生産方法を動画で紹介

掛軸の制作過程の画像
画像引用 :YouTube screenshot

掛け軸の作り方は、動画の6:14よりご覧になることができます。
主な材料・原料は和紙・布・木製の棒などになります。

掛け軸には本紙、風帯、一文字、中廻しや柱、八双(はっそう)といった名称の部材があります。
掛け軸の上部は天、下部は地と呼ばれます。
本紙と呼ばれる紙漉き和紙の部分を美しく装飾するためには、工房の職人による匠の技が欠かせません。

動画の6:37よりご覧になれるように、一文字は本紙をギュッと引き締めます。
このような様々な工程を経て完成した掛け軸は、動画の14:17よりご覧になれます。

美しい掛け軸を手に入れて日本文化を体験してみよう

歴史ある掛け軸や著名な作家の掛け軸は、鑑定で思わぬ高値がつくことが多いもの。
その一方で、amazonや楽天市場といったインターネット通販で気軽に販売されている商品も少なくありません。

書道や水墨画に興味がある方や、日本伝統文化を生活に取り入れたい方は、職人の手仕事によって作られた、芸術的な掛け軸を手に入れてみてはいかがでしょうか。
掛け軸を選ぶときにはデザインの種類だけでなく、サイズ感や特徴にもこだわりたいもの。
また、作品の保存方法や、収納方法についてもあらかじめチェックしておきましょう。

掛け軸製作の紹介動画まとめ

掛け軸は日本に古くから伝わる、芸術品・美術品のようにクオリティの高い伝統工芸品です。

動画では、職人の高い技法によって掛け軸が、丁寧に作り上げられる工程が紹介されているので、ぜひじっくりと観賞してみてくださいね。
今まで知らなかった掛け軸の世界を知ることができますよ。

【公式ホームページ】宏精堂 家門表具店 (かもんひょうぐてん) | 宝塚にある一級表装技能士の店 - 襖、障子、掛軸のご用命はぜひ当店へ!
https://kouseidou.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年7月11日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
日本の和室を凛と引き締める美しい掛け軸の表装技術に注目!伝統工芸品の掛け軸に秘められた歴史や文化とは?こだわりの掛け軸製作動画をご紹介!
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