日本文化の魅力が光る伝統工芸品、樺細工とは
こちらは、「伝統工芸青山スクエア」が制作した、木工工芸品樺細工の紹介動画「手技TEWAZA「樺細工」KABA ZAIKU Woodwork」です。
桜皮細工とも呼ばれる樺細工は、温泉で有名な秋田県角館で主に作られる伝統工芸品。
樺細工という名前はついていますが、実際には樺細工の木工には山桜の樹皮が使われます。
秋田角館で、樺細工の製造が始められたのは江戸時代頃。
200年以上の歴史をもつ樺細工は、長く愛用できる質の良さが魅力です。
角館には樺細工の工房が数多くあり、日本伝統文化を感じさせる、美しい作品が次々に生み出されています。
この動画では樺細工の制作方法が、丁寧に紹介されています。
普段何気なく使っている茶筒も職人の手により、こんなにも丁寧にひとつずつ作られているのです。
伝統工芸品・樺細工の製造工程とは
樺細工製品の作り方は、まず原料の樺削りをすることから始まります(動画:0:15~
)。
表面を整えた材料に、にかわ塗りをし(動画:0:25~)、熱した鏝(こて)で膠(にかわ)をあたためて接着する胴張り(動画:1:27~)、仕上げ(動画:3:00~)など職人の匠の技を随所に込めた技術で仕上げていきます。
樺細工の製造技法には、型もの・木地もの・たたみものという3つの手技が使われます。
型ものは、茶筒のような筒を作るときに、木地ものはお盆や箱ものを作るときに使う技法のこと。
たたみものは、何枚もの木地を手仕事で貼り重ねて彫刻する技術です。
動画での職人のインタビューでは、「樺細工の一番の魅力は、一枚一枚模様の違う桜の皮をどう生かす」か、そして「樺細工の商品は丁寧に使うとか考えずに使い込んでほしい」と語っています。
高品質な樺細工の作品を購入するには?
樺細工は、日本の自然原料を使った美しいアイテムです。
引き出しや、小箱のような大きなアイテムのほか、総皮茶筒、お盆、重箱、名刺入れや煙草入れ、スマホケースや下駄など、さまざまな種類の樺細工から好みの商品を購入してみましょう。
東京の日本橋三越などでも購入できます。
また、これらの商品は楽天やamazon(アマゾン)などのインターネット通販で、お手頃のお値段で取り扱っています。
樺細工を扱う秋田県冨岡商店では、大切な人へのプレゼントやお土産、記念品に最適な樺細工のアイテムを取り揃えていますよ。
角館市内にある角館樺細工伝承館で、樺細工の起源や製法について詳しく学ぶのもおすすめです。
樺細工作りを体験できる施設もあるので、あなただけのオリジナル商品を手に入れるのもいいかもしれませんね。
伝統工芸品の樺細工紹介まとめ
自然の原料を使って昔ながらの工房で生産される樺細工は、美術品のような風合い。
愛着を持って長く使い続けられる、おすすめのアイテムです。
動画でもその美しさをご覧になることができます。
まずは動画で、樺細工の作業工程を知り、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
樺細工の作品は、自然素材でできているという特徴があるため、定期的に柔らかい布で拭くなどのお手入れをするのがおすすめですよ。
【公式ホームページ】冨岡商店
https://tomioka-shoten.co.jp/
【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/
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