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友禅染の紹介動画を見てみよう

こちらの「池内友禅」が公開した動画「池内友禅~現代を花やかに彩る友禅染のかたち~」では、友禅染めの1つ池内友禅の製造工程が紹介されています。

日本の着物などに使われる友禅染めは、江戸時代中期に京都大阪で花開いた元禄文化を代表する伝統工芸です。
「友禅」という名前は江戸時代に友禅染めを考案した扇絵師宮崎友禅斎に由来します。

動画で紹介されている池内友禅とはどんな友禅染め?

池内友禅の画像
画像引用 :YouTube screenshot

池内友禅とは、京都嵐山にある糸目友禅染めの工房です。
昔ながらの工房で、訪問着や振り袖、和装小物などさまざまな作品作りがおこなわれています。

動画の0:34より紹介されている友禅染め作家の池内真広は、日本の自然の素晴らしさからインスピレーションを受けて、人間性を感じられる作品を表現しようと考えています。

動画で紹介されている友禅染めの技法や

京都手描き友禅の画像
写真:京都手描き友禅

日本の歴史ある伝統工芸、友禅染めの大きな特徴はその模様の繊細さにあります。
友禅染めはでんぷん質(米製)の防染剤を使い、手描きで作り上げる染め物です。
かつては、染料を描き上げたあとに川で生地を洗い流す友禅流しがおこなわれていました。

友禅染めには京友禅加賀友禅東京友禅などさまざまな種類があります。
それぞれに染色の技法が異なるので、模様の違いを楽しんでみましょう。

動画で紹介されている友禅染めの染色法をご紹介!

池内友禅の画像
画像引用 :YouTube screenshot

友禅染めはどのようにして作られるのでしょうか?
ここからは、池内友禅の主要な工程についてご紹介いたします。

1.図案作り(ずあんづくり)
2.青花写し(あおばなうつし)
3.糸目糊置き(いとめのりおき)
4.地入れ(じいれ)
5.友禅挿し(ゆうぜんさし)
6.糊伏せ / ロウ伏せ (のりぶせ / ろうぶせ)
7.引き染め(ひきぞめ)
8.蒸し(むし)
9.水元(みずもと)
10.湯のし(ゆのし)
11.染め上がり(そめあがり)
12.仕上げ / 金加工・刺繍(きんかこう・ししゅう)
13.仕立て / 仮絵羽(かりえば)

これらの工程を経て作られた着物は非常に美しいものとなっています。
動画でも全編で友禅染めの着物を召した女性が京都の街を歩く様子がご覧になれます。

京都の伝統工芸「友禅染め」の紹介まとめ

京都手描き友禅の画像
写真:京都手描き友禅

友禅染めは、動画で紹介されているような緻密な手描きの技法で作られています。
その美しい文様は、はるか昔から多くの人を魅了してきました。

友禅染めには伝統的な柄だけでなく現代的な雰囲気の作品も数多くあるので、お気に入りの作品を探してみましょう。

【公式ホームページ】池内友禅 IKEUCHI YUZEN
https://www.ikeuchi-yuzen.com/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年10月26日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

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友禅染めは日本の伝統美を伝える華やかな着物の染色技術。手描きで描かれる友禅染めには、日本の繊細な伝統技術が集結されている!
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