この記事もチェック

この記事もチェック

山形県山形市の伝統工芸品「山形鋳物」紹介動画について

こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「山形鋳物」yamagata casting」です。

4分間の動画の中で山形鋳物の歴史や特徴、生産工程などが余すことなく紹介しています。
芸術品のように繊細な伝統工芸品を驚きの手技で作り上げる職人のスゴ技を動画を通して体験してみてくださいね。

日本の伝統工芸品「山形鋳物」とはどういったもの?

茶釜の画像
写真:茶釜

山形鋳物は、平安時代の中頃に山形の鋳物職人が、周辺の土質が鋳物に適していることから作り始めた起源・歴史のある伝統工芸品です。
現在日本で使われている茶道の茶釜の多くは山形鋳物で作られているのです。
山形鋳物で作られた茶釜は動画の0:12からご覧になれます。

薄く繊細な山形鋳物は、南部鉄器や鉄瓶、銅器といった伝統工芸品の製作技術、また建築部材や機械部品鋳物にも活用されています。

動画で紹介されている伝統工芸品「山形鋳物」の作り方

山形鋳物の画像
画像引用 :YouTube screenshot

山形鋳物の製作は、動画の0:28から紹介されているような伝統的な鋳型作りから始まります。
全体のデザインを決めたら山形産の砂や粘土といった材料を使って鋳型を作ります。
内部は薄い和紙に紋様をデザインしたものを貼り付けて紋様押し、または肌打ち・文様捺しをしていきます。

動画の2:08からご覧になれる「鋳込み」という鋳型の中に溶かした鉄を流し込んで冷やし、型を開いて取り出す「型出し」の工程を経て、最後に素焼きや漆の着色、漆仕上げなど仕上げ着色を施せば、山形鋳物の完成です。

完成した美しい茶釜は動画の3:29からご覧になることができます。

伝統文化の技法が光る山形鋳物はプレゼントにぴったり!

山形鋳物の画像
画像引用 :YouTube screenshot

伝統工芸品である山形鋳物のアイテムは、伝統的な急須や茶道文化に必須の茶釜といったものだけではありません。
近年ではグラスやティーポットといった食器類のほか、モダンなデザインのすき焼き鍋ややかんなども製作されています。
山形鋳物の販売店である「雅山(がせん)」では沢山の種類の山形鋳物を取り扱っているので、美しいデザインの作品を大切な方へのギフトにぜひ購入してみましょう。

日本伝統工芸品「山形鋳物」の文化や製法のまとめ

こちらの動画は、伝統工芸品である山形鋳物の歴史や作り方、工房の職人の匠の技などが約4分間に凝縮されています。

日本の伝統文化に興味がある方は、美術品のような素晴らしい出来栄えの山形鋳物の魅力を動画でチェックしてみてくださいね。
そしていつの日か山形鋳物を実際に手に取ってみてはいかがですか。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年6月26日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

地図・アクセス(Googleマップ)

山形鋳物は日本の茶の湯文化に欠かせない美しい鉄器!職人の繊細な手仕事で作られる山形県山形市の伝統工芸品の制作工程を4分で紹介!
この記事が気に入ったらフォローしてね

あなたへのおすすめ