この記事もチェック

この記事もチェック

日本伝統の技術、截金(きりかね)の魅力

こちらは、「Japanese Craftsmanship」さんが公開した日本の伝統工芸品として知られる截金(きりかね)の文化を紹介する動画『Japanese Craftsmanship:日本の匠「截金」』です。

截金というのは、金や銀の箔を薄く伸ばした箔を小さく切り、これを貼りながら模様を描いていく装飾技法のことをいいます。
古くから、截金は仏像や仏画の加飾荘厳や位牌の装飾にも欠かせないものとされてきました。
截金は仏教美術の世界に欠かせない、日本伝統の技術なのです。

日本の伝統工芸、截金の歴史

伝統工芸・截金の画像
画像引用 :YouTube screenshot

截金の起源は古く、紀元前のアジア圏では既に食器や仏像、飾り箱などの装飾に使われていたと推定されます。
日本でも奈良時代頃から仏像彫刻や仏画制作に截金が使われるようになりました。
長い歴史を経て現在も伝統工芸品に截金文化を継承しているのは日本だけなのです。

現在、齋田梅亭、西出大三、江里佐代子の3名が截金の人間国宝(重要無形文化財)に認定されています。
この3名の截金師は、截金の高い手技を会得し、さらに截金文化の普及に努めたことが評価されました。

截金の伝統工芸品の作り方

伝統工芸・截金の工程の画像
画像引用 :YouTube screenshot

截金作家はまず自然や動植物をモチーフにした図案を作り、これを幾何学的に繰り返した文様を作ります。
続いて、1万分の1ミリという薄さの箔を4枚焼き合わせてから慎重に切り取り、用意した文様に合わせて貼り付けていきます。
こちらは動画の0:46よりご覧になることができます。

截金には金箔や銀箔だけでなく、プラチナ箔が使われることもあります。
芸術品のように美しい截金の作品を作り上げるためには、経験を積んだ高い技術をもつ職人の匠の技が必要不可欠です。

伝統工芸の截金を気軽に体験してみよう

伝統工芸・截金の商品の画像
画像引用 :YouTube screenshot

截金の伝統文化を体験してみたい方は、伝統工芸品を販売するお店を覗いたり、截金の展覧会をチェックしたりするのがおすすめです。

飾り箱や道具類など、截金の作品にはさまざまな種類があります。
高価と思われがちですが意外とリーズナブルな価格のものもあるので、お土産やプレゼントに選んでみましょう。
截金の技術を体験できる教室に通い、日本の伝統工芸を深く学ぶのもおすすめですよ。

日本伝統工芸品の截金紹介まとめ

伝統工芸・截金の商品の画像
画像引用 :YouTube screenshot

日本の仏教美術文化や伝統工芸分野に欠かせない截金。
こちらの動画では1:55より截金の様々商品をご覧になることができます。
これらの魅力はやはり、上品な美しさにあります。

截金の作品は購入も可能なので、ハイクオリティなアイテムをぜひ手に入れてみてくださいね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
「截金(きりかね)」は小さく切り取った金箔で模様を描く装飾技術!芸術品のように美しい作品を作るには高い技術をもつ職人の匠の技が必要不可欠!
この記事が気に入ったらフォローしてね

あなたへのおすすめ