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日本の伝統文化、人形浄瑠璃とは

こちらは「浄瑠璃街道」が公開した日本の伝統文化、人形浄瑠璃の紹介動画「人形浄瑠璃を支える徳島の木偶 Footprints of the Puppets “AWA DEKO”」です。

人形浄瑠璃というのは3人の人形遣いと語りべの太夫、そして三味線とで物語を演じる人形劇のこと。
ここでは、伝統的な舞台芸術である人形浄瑠璃の世界を支える木偶(でこ)の魅力についてご紹介します。

日本の伝統芸能、人形浄瑠璃の歴史

人形浄瑠璃の画像
画像引用 :YouTube screenshot

阿波人形浄瑠璃は、徳島県に古くから伝わる日本伝統芸能です。
江戸時代に大阪で大衆演芸として生まれた人形浄瑠璃は、太夫と三味線、そして人形が三位一体で作り上げる総合芸術です。

大衆演芸として楽しまれるだけでなく、人形浄瑠璃は文楽のように高い芸術性をもって公演されたり、神事として奉納されたりすることも多いものです。

人形浄瑠璃の木偶を作る職人の技法とは

人形浄瑠璃の木偶を作る職人の画像
画像引用 :YouTube screenshot

人形浄瑠璃に使われている人形のことを木偶と呼びますが、木偶の頭は現在ほとんどが阿波の人形師による手仕事で作られています。
木偶の作りはとても精巧で、まさに匠の技と呼ぶべき仕上がりです。
阿波木偶は人形浄瑠璃に使われる人形の中でも大きめなので、軽くするために作品の材料には桐が使われます。

人形は頭の中のからくりで表情やしぐさを操作する仕掛けになっており、一体の人形を作り上げるためには職人の精巧な技術が必要不可欠です。
動画では1:04より阿波人形師の人形洋(甘利洋一郎)さんによる制作工程がご覧になることができます。

桐の木を丁寧に彫刻刀で顔を削り、2:02からご覧になれるように耳の前で二つに切り、中にからくり(仕掛け)を入れるのです。
このからくりにより眉や目を動かすことができます。

日本の伝統芸能、人形浄瑠璃を深く知るには?

人形浄瑠璃のからくりの画像
画像引用 :YouTube screenshot

徳島県内には、日本の人形浄瑠璃の歴史や文化を知ることができる人形浄瑠璃芝居資料館があります。
資料館では木偶の種類や材料、具体的な作り方、制作の技法や完成までの工程をご覧になることができます。

また、人形浄瑠璃の上演を間近で見られる徳島県立阿波十郎兵衛屋敷もおすすめです。冒頭の動画でご紹介したような人形浄瑠璃の演目を実際に見学して日本文化を感じたい方は、こういった施設を訪れてみましょう。

日本の伝統芸能、人形浄瑠璃紹介まとめ

人形浄瑠璃の講演の画像
画像引用 :YouTube screenshot

日本伝統芸能として愛される人形浄瑠璃には、精巧な木偶を作る職人の存在が欠かせません。
時代を越えて愛される伝統芸能、人形浄瑠璃の芸術品のような文化をぜひ堪能してみてくださいね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年12月14日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
伝統的な舞台芸術である人形浄瑠璃の世界を支える木偶(でこ)の魅力を探る!人形師の手仕事によって作られる美術品のような美しい作品の貴重な制作工程を知る!
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