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「高山茶筌(たかやまちゃせん)」紹介動画について

こちらは、日本の伝統工芸品を紹介する「伝統工芸青山スクエア」による、高山茶筌の紹介動画です。

お茶をたてるの画像
写真:茶筌

日本独自の文化として知られる茶道では、抹茶を点てるために茶筌を使います。
高山茶筌は竹を材料とし、職人の手技によって1つ1つ作られる伝統工芸品。
そんな高山茶筌の魅力や生産工程について動画とともに詳しくご紹介いたします。

伝統文化「茶道」に使われる高山茶筌とは

高山茶筅の画像
画像引用 :YouTube screenshot

日本には、長い歴史を持つ伝統工芸品が数多く存在しています。
その種類は漆器や陶磁器、仏壇や織物、和紙や人形細工、竹工や木工などさまざま。そして、茶道に使われる茶道具も、文化的価値の高い伝統工芸品です。

日本伝統文化である喫茶の習慣は平安時代には既に始まっていたといいます。
鎌倉時代になると禅宗の僧である栄西によって日本に茶道が伝わります。
茶道に使われる茶筌(茶筅)の中でも高級な伝統工芸品である高山茶筌は、奈良県の生駒市高山町で作られています。

伝統工芸品「高山茶筌」の歴史や文化的価値

高山茶筌は、室町時代の中期頃から作られるようになりました。
茶筌を所望したのは、侘茶(わびちゃ)の祖とされる村田珠光
高山領主の子息である高山民部丞入道宗砌(たかやまみんぶのじょうにゅうどうそうせつ)は、この依頼を受けてとっておきの茶筌を作りました。
茶筌は後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)に献上され、愛用されたのだそうです。

江戸時代以降、高山茶筌の作り方は、跡継ぎにのみ伝えられる「一子相伝」の秘伝の手技とされてきました。しかし、のちに16名の弟子にその匠の技が伝えられることになります。

そして現在でも、奈良県高山の職人による手仕事として受け継がれています。

美術品としても愛される「高山茶筌」の特徴や製法

高山茶筅 製作画像の画像
画像引用 :YouTube screenshot

高山茶筌の原料となる竹には淡竹、黒竹、煤竹などの種類があります。
これらの竹の先を何本にも割って補足削り、くるりと巻くようにして固定する技法で作品を仕上げていきます。
丹念に作られた高山茶筌はまさに芸術品です。

「高山茶筌」の工房での制作過程は動画内の0:29過ぎより詳しく紹介されていますので是非こちらをご覧ください。

伝統工芸品「高山茶筌」紹介動画記事まとめ

日本の伝統文化の「茶道」は日本の”わびさび”の心が知れると現在では海外の方にも非常に人気となっていますが、工房で作られるその道具ひとつひとつも伝統工芸品として非常に奥深いものであることがおわかりになられましたでしょうか。

この記事と動画を見て「茶道」と一緒に「高山茶筌」に興味を持っていただければ嬉しいです。
動画を発信している伝統工芸青山スクエアでは、高山茶筌をはじめとしたさまざまな商品を販売しています。
「日本伝統文化に触れたい」「茶の文化を体験してみたい」という方はぜひ伝統工芸品である高山茶筌を購入してみてはいかがでしょうか。

【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

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日本の伝統文化である茶道に欠かせない茶道具「茶筌」ってどんなもの?500年の歴史を持つ伝統工芸品「高山茶筌(たかやまちゃせん)」の特徴や歴史を紹介 
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