「しんかい6500」の航海ダイジェスト映像をご紹介!
こちらで紹介する動画は「jamstecchannel」が制作した「生命の限界に迫る 「しんかい6500」世界一周航海 QUELLE2013 ダイジェスト」です。
動画で紹介されている「しんかい6500」は2013年に南半球の深海極限環境の調査を行いました。
動画では、航海中に映された深海生物や、さまざまな科学的発見や貴重な資料やデータがまとめられています。
こちらの記事では「しんかい6500」の情報を動画に沿って紹介します。
動画で紹介されているしんかい6500とは
「しんかい6500」は、現在世界で2番目に深く潜れるという潜水調査船です。
動画では0:38より支援母船「よこすか」から降ろされる「しんかい6500」がご覧になれます。
1989年に三菱重工業神戸造船所によって「しんかい6500」進水式が行われました。
2002年に「しんかい2000」が運用休止となり「しんかい6500」は現在日本唯一の大深度有人潜水調査船となりました。
現在は、後継機として「しんかい12000」の開発構想が進められています。
国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する「しんかい6500」は、その名の通り6500mまでの潜水調査が可能です。
現在は地震や地殻プレートの調査、深海生物の生態系や進化の調査、深海生物資源の調査などをしています。
動画でも1:03より深海に住むちょっと変わった生物や実験の様子が幾つも紹介されています。
「しんかい6500」の運用には、支援母船のよこすかの協力が必要です。
動画で紹介されている「しんかい6500」の航路をチェックしよう!
動画には「しんかい6500」がどのような航海をしたのかが詳しく紹介されています。
動画の1:03から紹介されているのはインド洋ドードー&ソリティア熱水フィールドの様子。
続いて1:45からはブラジル沖リオグランデ海膨・サンパウロ海嶺、ブラジル沖サンパウロ海台、カリブ海中部ケイマンライズ、南太平洋トンガ海溝、南太平洋ケルマディック島弧、ルイビル海山列での調査の映像も収められています。
「しんかい6500」の性能や、航海中の過ごし方とは?
「しんかい6500」の船体は楕円形になっており、全長は9.7mほど。
船体の推進力(スクリュー)によって潜行できます。
主電力には現在リチウムイオン電池が採用されています。
調査用装備を積んだ「しんかい6500」には整備士はおらず、パイロットなどの乗組員が整備士を兼務します。
調査を終えて整備場に入る「しんかい6500」は動画の6:21よりご覧になれます。
船内にトイレはなく、簡易トイレを持ち込むそうです。
「しんかい6500」の展示やグッズの情報をチェック!
ペーパークラフトやフィギア、レゴ、バンダイによって作られたプラモデルは「しんかい6500」のファンに大人気。
また、横須賀の海洋科学博物館では「しんかい6500」の実物大模型が一般公開されています。
深海生物の標本や研究成果の展示もあるので、ぜひ足を運んでみましょう。
「しんかい6500」の紹介動画まとめ
今回は、深海の不思議を調査する「しんかい6500」の魅力をご紹介しました。
「しんかい6500」には、生命の神秘を探るという重要なミッションがあります。
こちらの動画をご覧になれば、普段知ることのない海底の世界を潜水艦で冒険しているような気分を味わえますよ。
【公式ホームページ】有人潜水調査船「しんかい6500」
https://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/
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