野生のテンの姿をとらえた動画をご紹介!
こちらで紹介するのは「野生のテンを間近で」は、可愛らしい野生のテンの様子をとらえた珍しい動画です。
テンは、オコジョやフェレット、イタチやハクビシンなどに似た小動物。
日本の各地で、しばしば妖怪として扱われることもある動物です。
「タヌキやキツネのような変身能力をもつ」「村で起きる不幸はテンのしわざによるもの」といった伝承や伝説も各地に残っているのだとか。
今回は、そんなテンの生態や特徴について探っていきましょう。
動画で紹介されているテンとは?その種類や生息地について
写真:ホンドテン
テン(貂・黄鼬)は哺乳類ネコ目イヌ亜目イタチ科テン属に分類される食肉類の動物です。
テンの体長は44~55センチメートル、尾長(しっぽの長さ)は17~23センチメートルです。体重は1キログラム前後です。
日本にいる野生のテンは、本州や四国九州に広く分布するホンドテンがほとんど。
長崎県対馬にはツシマテンと呼ばれる固有亜種がいます。
北海道に住むエゾクロテンは、テンとは違った種類の動物になるのだそうです。
世界にはコウライテン、アメリカテン、クロテン、マツテンといった種類のテンもいます。
動画に映っているテンの生態や生活行動の特徴とは?
野生のテンは群れを作らず単独で生活し、岩の隙間や木の洞(うろ)を巣穴にして生活や繁殖をします。「キーキー」「フィヤーフィヤー」といった独特の鳴き声を出すのも、テンの特徴です。
野生のテンは昆虫や鳥類、果物などさまざまなものを食べる雑食性の動物。
しばしば町なかに出没し畑などを荒らすため、害獣として扱われることもあります。
体色は赤褐色や暗褐色で、夏毛と冬毛が生え変わります。
特に、キテン・スステンと呼ばれる種類のテンは最高級の毛皮が取れることで知られています。
動画で紹介されている野生のテンは何度も周囲を気にしながら、飼い猫に用意したベランダのキャットフードを食べています。
動画の0:46などでご覧になれるように立ち上がり、目線を高くして周りを見渡すのです。
また、立ち上がったシーンでお分かりになるかと思いますが、こちらの動画のテンは左前脚が欠損しています。
動画で紹介されているテンをペットして飼うことはできるの?
写真:テン
動画に紹介されているようなかわいいテンをペットとして飼育したいと考える人もいるかもしれません。
野生のテンの飼育は禁止されておらず、許可を取れば捕まえて飼育することが可能です。
とはいえ、攻撃性の高い激しい性格の為、動物園などの専門施設以外で飼われている例は少なく、現実的には飼育は難しいといえるでしょう。
野生のテンを紹介する動画のまとめ
今回は、野生のテンの生態について詳しくご紹介しました。
動画にあるように、野生のテンが庭先にまで来てくれるケースはあるかもしれませんが、飼育するのはかなり難しいもの。
テンのかわいい姿を見てみたい方は、動物園などに足を運ぶのがおすすめです。
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