野生のキジを撮影した動画について
こちらで紹介する「Nyanta8355」が制作した、「キジの一家」は、日本の国鳥であるキジの一家を撮影した動画です。
顔の赤い肉垂れが特徴のキジの姿は美しく見とれてしまいます。
地震の予知能力もあるといわれ、不思議な魅力がある日本のキジ。
動画では、日本のおとぎ話・昔話の桃太郎にも登場する日本人にとって馴染みの深いキジの野生の姿をご覧になれます。
この記事では、日本の国鳥であるキジについて解説しています。
動画でご覧になれるキジとは?
写真:キジ
動画でご覧になれるキジ(雉、雉子)は、キジ目キジ科キジ属の日本人にとって馴染みの深い鳥です。
似た名前の鳥のキジバトはハト科の鳥類で全く別のものになります。
動画では顔の赤い肉垂が特徴的なカラフルな雄が動画の冒頭0:01より、ちょっと地味な茶色の姿の雌が動画の2:55よりご覧になれます。
日本を象徴する鳥であり、国鳥にふさわしい美しい姿をしています。
また、多くの自治体で、キジが「市町村の鳥」に指定されています。
日本昔話の桃太郎では、イヌやサルと一緒に登場する動物としても有名。
日本の昔の一万円札にもキジが描かれているので日本人には馴染みの深い鳥です。
日本キジの大きさ・形態は、全長はオスが約80cmでメスが約60cm。
体重はオスが0.8~1.1キログラム、メスが0.6~0.9キログラム。
ユーラシア大陸に広く分布するコウライキジはこれよりひと回り大きくなります。
写真:キジ
目の周りに肉垂れがあるのがオスで、全体的に茶褐色なのがメスです。
雄は繁殖期には雄の赤い肉垂れが肥大し、「ケーン、ケーン」という鳴き声を出すのが特徴。
キジ同士の縄張り争いのときに大声で鳴き声を出します。
また、キジは警戒心が強く、気づかれるとダッシュで逃げてしまう場合が多いです。
キジは春以外はひっそりと暮らしているので、観察したい人は春がおすすめです。
主に種子、芽、葉などを食べる食性です。
日本では、鳥獣保護区、休猟区、加猟区域にたくさんのキジを放鳥しています。
毎年、愛鳥週間や狩猟期間前などで行われています。
さまざまな種類のキジが生息する
写真:キジ
日本固有種のキジはユーラシア大陸に分布するコウライキジの亜種という説があり、日本鳥学会などはその説を採用しています。
キジやコウライキジは狩猟鳥となっており、キジ肉は食用として食べられています。
日本には、主に4亜種のキジが分布されています。
本州南西部、九州、五島列島に生息する「キュウシュウキジ」、本州北部、佐渡島に生息する「キタキジ」、本州、種子島、伊豆大島、屋久島、新島に生息する「シマキジ」、本州中部、四国に生息する「トウカイキジ」の4亜種です。
キジは草原、農村地、林、平地を中心に生息し、市街地に現れることもあり、農業などの被害もあります。
日本の国鳥であるキジを解説した記事のまとめ
「Nyanta8355」が制作した「キジの一家」は、日本に馴染みの深いキジの様子を撮影した動画です。
動画ではとても美しい姿をしているキジをご覧になれますよ。
メスとオスで見た目が全然違うので、その辺りを観察しながら見ると楽しめます。
日本ではキジ模様の猫をキジ猫と呼ばれています。
日本の国鳥に指定されていたり、地震の予知能力があるといわれていたり、さまざまな魅力のあるキジの生態を観察してみましょう!
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