鹿児島県の甑島で発見された恐竜の化石についての動画をご紹介!
今回ご紹介するのは「甑島の海辺で恐竜の化石発見! 日本財団 海と日本PROJECT in 鹿児島 2018 #09」という動画です。
国立科学博物館と鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市は、市内の甑島(こしきしま)で貴重な長さ70センチの大きな化石が発見されたことを発表しました。
動画の0:54にもあるように、鹿児島県下甑島の甑ミュージアム恐竜化石等準備室のスタッフの三宅優佳さんは、貴重な化石の発掘に驚きつつも、とても喜んでいます。
いったい何の化石が見つかったのでしょうか?
動画で紹介されている鹿児島県の甑島は深い歴史をもつ観光スポット!
甑島は鹿児島県薩摩川内市の西側、東シナ海に浮かぶ列島で、海面から切り立った高さ200メートルの断崖絶壁がそびえる自然豊かなスポットです。
上甑島、中甑島、下甑島といくつもの無人島から成る甑島列島には、太古の歴史ロマンが眠っています。
動画の冒頭に映っている崖の地層はなんと白亜紀から古第三紀頃に形成され、島内最古の地層はなんと約8000万年前のものなのです。
動画で紹介されている、鹿児島県甑島の恐竜の化石とは?
甑島は、恐竜の化石が相次いで発掘される地として注目を集めています。
薩摩川内市と熊本大学の合同研究チームが2016年に発見した長さ70センチの化石は、過去最大の大きさでした。
発見した化石と熊本大学大学院先端科学研究部の小松俊文准教授のインタビューは動画の1:20からご覧になれます。
他の調査メンバーの驚きの声も動画でご覧になれます。
動画で紹介されている恐竜研究の詳しい内容についてご紹介!
動画の3:36からは、日本で初・アジアで3例目の2012年に発見された草食恐竜の仲間ケラトプス類の化石についても紹介されています。
また、鹿児島県甑島の姫裏層群(ひめのうらそうぐん)からは、肉食恐竜の歯や肋骨、角竜類恐竜の歯根の一部、アンモナイトや爬虫類の化石なども発見されました。
動画の3:58からは、持ち帰った恐竜の化石のクリーニング作業の様子も映されているので、ぜひチェックしてみましょう。
あまりの大きさに驚き、また、楽しみもあるとクリーニングの担当者は語ります。
発見から1年半経ちこの大きな化石のことがだんだんとわかってきました。
発見された化石は7000万年前の草食恐竜の仲間であるハドロサウルス類の大腿骨とわかりました。
ハドロサウルス類は白亜紀後期にアジアや北アメリカで繁栄した草食恐竜で大腿骨からの大きさから体長10メートル以上あったことが推定されます。
ハドロサウルス類の復元図は動画の5:07よりご覧になれます。
鹿児島県甑島で発見された恐竜の化石に関する動画まとめ
今回見つかった恐竜の化石は、恐竜の絶滅期に近い時期のものと推定され、恐竜絶滅の謎を解き明かす重要な資料になると期待されています。
太古の昔に存在したという恐竜についてはまだまだ謎が多いもの。
これからも多くの研究者によって、恐竜の化石に関するさらなる研究が進んでいくことでしょう。
動画で紹介されている甑ミュージアム恐竜化石等準備室では恐竜の化石の展示のほか、恐竜化石発掘体験ツアーのイベントなども開催しているので、興味がある方はぜひ観光に出かけてみてくださいね。
【公式ホームページ】こしきしま観光局 甑島の旅・甑島の観光なら、こしきしま観光局
https://satsumasendai.gr.jp/koshiki-sight-seeing/
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