山火事を防ぐために
日本は今、アウトドアブーム。海に囲まれた島国の日本は、豊かな自然にも恵まれています。なので、都会から数時間で自然豊かなキャンプ場に移動することもでき、ソロキャンプなど新たなスタイルも増えてきています。気軽にできるキャンプだからこそ、山火事などを起こさないように、火の後始末はきちんと覚えておきたいもの。今回は焚き火の後始末についてご紹介します。
焚き火の後片付けの動画紹介
写真:キャンプで焚火
こちらは『ヒロ、焚き火』公開の『キャンプ場での焚き火の後片付け方』という動画です。キャンプ場で焚き火を行った後、どのようにして後始末を行えば良いかを紹介しています。
焚き火は、料理のほか暖をとるなど、さまざまな目的で行われます。中には焚き火の炎を眺めるのが好きという方も。焚き火の後始末は、キャンプを安全に楽しむためにも必要な知識といえるでしょう。
もしも、焚き火の後始末を怠ると、山火事などの原因となり、多くの人に迷惑をかけることも。豊かな自然を守るためにも、消火作業はしっかりと行うことが大切です。
直火ができるキャンプ場とできないキャンプ場がある
キャンプ場には、直火ができる所とできない所があります。まず、利用するキャンプ場が直火禁止かどうかを確認しておきましょう。直火ができない場合、焚き火台や焚き火シートなどが必要です。
気になる焚き火後の炭・灰の始末
まず、炭や薪は燃やし尽くすのが基本。火が消えた炭や灰を60ミクロンのグリルシートの上に乗せます。そして周りの地面の清掃も行います。可能な限り、原状回復を行ってください。
【動画】0:08~ 灰をグリルシートの上に
集めた炭や灰に水をかけていきます。そして、グリルシートで包み、空気をできるだけ抜きながら、コンパクトにまとめます。さらにその上から、グリルシートをもう1枚包みます。そして、ビニール袋に入れておきます。
焚き火でできた灰が近くに散乱している場合は、拾い集めます。灰の放置は環境汚染の原因として知られています。灰はもちろん、残った炭はただのゴミで、土にかえることはありません。なので、地面に埋めないでください。
その後、集めた灰に水をかけます。念のために周りの地面の温度も確認します。火事のリスクを少しでも減らすことは、自分の身を守るのはもちろん、他のキャンパーや環境を守ることもつながります。キャンプ飯の際のゴミなどはもちろんのこと、焚き火でできた灰や炭も、キャンプ場が指定した場所に捨てましょう。
キャンプの焚き火の後始末まとめ
写真:たき火の跡
キャンプで焚き火を行う際は、しっかりと火の後始末をしましょう。灰や炭は自然のものだからと誤った考えで放置することのないように。火の後始末を確実に行っていないと、火災などの大きな問題に発展する恐れもあるのです。少しの油断が大事故につながることを頭に入れておきましょう。
キャンプなどのアウトドアにおける楽しみ方は人それぞれですが、公共の場所であることを忘れずに、ルールやマナーを守りましょう。直火禁止のキャンプ場に行く際は焚き火台などのアウトドア用品の準備もお忘れなく。
焚き火の後始末を今回ご紹介した動画でしっかりと頭に入れた上で、自然豊かな日本でのぜひキャンプの醍醐味である焚き火を満喫してくださいね。
コメント