広島平和記念公園の灯篭流しとは?
こちらの動画は「kaz watakabe」が制作した、広島平和記念公園での灯篭(とうろう)流し(灯籠流し)の様子をご紹介する動画「広島平和記念公園灯篭流し2018」です。
広島は、第二次世界大戦で原子爆弾が投下された地です。
広島では毎年8月6日に、原爆ドームの対岸の場所にある広島平和記念公園元安川に、燈籠を浮かべる慰霊の行事が行なわれます。
死者の魂を弔う意味をもつ、伝統の灯篭流しを見に、ぜひ広島を訪れてみましょう。
動画で紹介されている2018年に、広島県広島平和記念公園で行われた灯篭流しでは、灯りの灯った色とりどりの灯篭がゆっくりと川を下っていく幻想的な映像となっています。
この記事では、動画とともに灯篭流しの歴史や、込められた祈りを紹介します。
日本古来の送り火、その起源や歴史とは?
写真:仏壇
8月に日本の各地域で行なわれる灯篭流し。
これは日本のお盆の行事である送り火の一種で、ご先祖様の慰霊をして、あの世に送るという意味を持ちます。
地域によっては、火をともした灯篭のほかに、お盆のお供え物を流すこともあります。
日本の送り火の起源や歴史は、はっきりしていませんが、今から1200年以上前の平安時代には、既に各地で送り火が行なわれていたといわれます。
灯篭流しには平和への祈りが込められている
写真:広島の灯籠流し
日本の広島に原爆が投下されたのは、1945年8月6日のこと。
多くの犠牲者を出した悲惨な戦争の記憶を風化させてはいけないという思いから、広島では毎年8月6日に平和記念式典が行なわれます。
式典の時間が終わって、日が落ちたあとには、広島平和記念公園の横を流れる元安川に綺麗な灯籠を流して平和を願います。
動画では、全編に渡りこの灯篭流しを紹介していますので、実際にご覧になり、灯篭流しの美しさを堪能してください。
広島平和記念公園の灯篭流しに参加してみよう
広島平和記念公園での灯篭流しは、広島に観光旅行に訪れた方でも参加できます。
当日受付のテントで手流し流灯の色紙やろうそくを受け取ったら、色紙に鎮魂や慰霊、平和への願いを込めたメッセージを綴って組み立てましょう。
ろうそくに火を灯したら、願いを込めながら手流し灯篭を川に流します。
広島平和記念公園の灯篭流しでは、イベントのボランティアも募集されています。
灯篭流しのイベントに興味がある方は、灯篭の受付や組み立て補助といったボランティアに応募してみましょう。
広島平和記念公園「灯篭流し」紹介まとめ
写真:灯籠
日本の広島平和記念公園で行なわれる灯篭流しでは、10,000個以上の灯篭が元安川に流されます。
動画を見ても分かるように、このイベントには、多くの人の平和への祈りが込められているのです。
動画からもその規模の大きさや、美しさを堪能することができます。
原爆で亡くなった方への鎮魂や、弔いの意味が込められた広島記念公演の灯篭流しイベントに、ぜひ参加してみてくださいね。
◆広島市平和記念公園施設概要紹介◆
【住所】〒730-0811 広島県広島市中区中島町1丁目1
【交通アクセス】JR広島駅から路線バスで約20分
【入園料金】無料
【休園日】無休
【時間】24時間
【駐車場】無し
【電話番号】 082-504-2390
【公式ホームページ】広島市平和記念公園
https://www.hiroshima-navi.or.jp/post/006127.html
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