日本でのキャンプ、ガス缶事情
日本は空前のキャンプブーム。年々人気が高まっています。ガス缶には、「OUTDOOR(アウトドア)」の略した「OD缶」、家庭用にも使われている「CB缶」があります。日本では「CB缶」が安価で手軽に購入できるのですが、キャンプでは「OD缶」の方が良い場合もあるようです。今回はキャンプで使用するガス缶にスポットを当ててみました。
動画紹介
今回は「スポーツオーソリティ」幕張新都心店のダグ・カツメさんの「【ガス】CB缶とOD缶の違いについて キャンプでは結局どっちがいいのか?使い分けのポイントについて解説」動画を紹介します。
ガス缶には種類がある
こちらの動画では、アウトドア用品のスペシャリストが、冒頭からガス缶について詳しく紹介しています。キャンプなどのアウトドアで、ガスバーナーやカセットコンロ、照明器具のランタンなどを使う際に必要になるのがガス缶。自宅で鍋をする際などに購入したことがある方は多いと思いますが、キャンプで使うものにはいくつか種類があります。
アウトドアで選択を間違ってしまうと火を起こせなくなることも。ガスの特徴をわかりやすく紹介しているので、初心者~経験者まで一度は見ていただきたい動画です。違いを知ってキャンプに備えましょう。
CB缶とOD缶の違いについて
写真:OD缶のガス缶
CB缶とは、キャンプにかぎらず自宅でガスコンロなどにも使う縦長のカセットボンベです。こちらは安価なものも多く、コンビニや100円ショップでも購入でき、入手しやすく利用方法も簡単なのが特徴。成分は、主にブタンとイソブタンという2つの成分が主に使われています。プロパンガスが入っているCB缶もありますが、割合はかなり低くなります。
一方、OD缶は、丸くどっしりとしていて、圧力に耐えられる容器が使われています。専門店やホームセンターで購入することができ、価格はCB缶に比べると高く、成分にはプロパンガスが30~35%入っています。缶自体にも厚みがあり、寒さに強く安定した火力も特徴です。
沸点が違うガス缶の成分
写真:ガスコンロ
ブタン、イソブタン、プロパンでは、比較すると沸点が違います。これについては水の沸点に例えて詳しく説明されています。ブタンは約0度、 イソブタンは約-10度、プロパンは約-40度であり、プロパンガスが一番寒さに強いということになります。
【動画】3:00~ 液体ガスの沸点について
液体ガスが気化する際に周りの熱を奪うため、ガス缶は使っているうちに冷たくなります。ですので、極寒の季節でなくても、使ううちに冷たくなり使えなくなるということが考えられます。
春や秋などの季節も時間帯や場所によっては、外気温10℃以下になることも。そんな時にも火力が安定し、パワーがあるOD缶があると安心です。日本でキャンプをする場合、安いCB缶だけでなく、OD缶も購入しておけば失敗は少ないのではないでしょうか。
ガス缶の捨て方は正しく
写真:ガスボンベの廃棄
ガス缶を捨てる前に中身を空にします。缶を持ち、振ってみて音がしないかと確かめます。そして、ガス抜きができるキャップがついているOD缶は、それを使って穴をあけ、ない場合には専用のアイテムも販売されているので、それを使いガス抜きをします。
ただし、穴をあけないことを推奨している自治体もあるため、自治体が定める廃棄方法に従い、正しく廃棄しましょう。
まとめ
つい安価なCB缶に目が行きがちですが、OD缶との違いやメリットもおわかりいただけたのではないでしょうか。動画では実際にいくつかのメーカーの商品を並べて、成分なども確認しながら解説しています。お客さんからの質問や声なども聞いているからこそ、動画をご覧の方には失敗してほしくないという想いが伝わってきます。
キャンプ飯にはこだわりたい!という方には火力は特に大切。ご覧いただきやすい8分弱の動画なので、ぜひチェックしてください。
コメント