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首都圏外郭放水路の紹介動画を見てみよう

こちらは「ChokotabiSaitama(ちょこたび埼玉)」さんが公開した「首都圏外郭放水路」です。

「地下のパルテノン神殿」とも呼ばれる巨大な調圧水槽のある首都圏外郭放水路は、埼玉県東部エリアを洪水から守るために作られた、世界最大級の地下放水路です。
首都圏外郭放水路は泥水式シールド工法で建設されたシールドトンネルで、延長約6.3km、内径約10mという大きさを誇ります。
埼玉県春日部市の地下にそびえるまるで神殿のように美しい放水路を是非動画でお楽しみください。

動画で紹介されている首都圏外郭放水路とは?

埼玉県・首都圏外郭放水路の画像
写真:埼玉県・首都圏外郭放水路

首都圏外郭放水路は国土交通省の洪水防御施設で、春日部市が整備を担当しています。
2006年(平成18年)6月に供用が開始されました。
公式的な愛称は「彩龍の川(さいりゅうのかわ)」ですが、地下神殿と呼ばれることも。

利根川水系に属する一級河川で、国が直轄管理する大臣管理区間(指定区間外区間)となっています。
国道16号直下に設けられた首都圏外郭放水路は中川や倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川などの洪水を軽減する作用があります。

動画で紹介されている首都圏外郭放水路の働き

首都圏外郭放水路の画像
写真:首都圏外郭放水路

地下22mの位置にある首都圏外郭放水路は長さ177m、幅78m、高さ18mにもなります。
柱1本の重さは500トンで、それが59本も立ち並びます。
施設内に立ち並ぶこの柱は動画の1:05からご覧になれます。

首都圏外郭放水路は「流入施設」と「立坑」、洪水を流す「トンネル」、水の勢いを弱め流れを確保する「調圧水槽」、洪水を排出する「排水機場」で構成されます。
洪水のときには雨水が首都圏外郭放水路に溜め込まれ、その後ポンプで江戸川に排出することで被害を防ぎます。
令和元年の台風19号では容量の9割の水を貯留するなど、実際に被害の抑止効果をあげています。

首都圏外郭放水路の紹介動画まとめ

首都圏外郭放水路の画像
写真:首都圏外郭放水路

首都圏外郭放水路は総合学習・生涯学習施設となっており、動画で紹介されている調圧水槽内部は見学(要予約)可能です。
見学ツアーでは動画の0:37からご覧になれる操作室のほか、河川からの排水を導く1:48からご覧になれる第1立坑を見られるので、幻想的な空間を体験してみたい方はぜひ足を運んでみましょう。
施設の見学をするのなら、動画の0:21からご覧になれる首都圏外郭放水路地底探検ミュージアム「龍Q館」とも呼ばれる庄和排水機場も見ておきたいものです。

【首都圏外郭放水路】
住所:春日部市上金崎720番地
交通アクセス:東武野田線南桜井駅からバスまたは車で10分

【公式ホームページ】首都圏外郭放水路
https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/

【トリップアドバイザー】首都圏外郭放水路
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021410-d12864760-Reviews-The_Metropolitan_Area_Outer_Underground_Discharge_Channel-Kasukabe_Saitama_Pref.html

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年7月7日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
埼玉県春日部市の地下奥深くには、パルテノン神殿さながらの幻想的な巨大施設が!?首都圏外郭放水路は、埼玉県を洪水から守るための救世主だった!
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