真っ赤な植物、北海道サロマ湖のアッケシソウとは?
今回紹介する動画は「JAPAN GEOGRAPHIC」が公開した「JG 4K 北海道 サロマ湖周辺のアッケシソウ(サンゴソウ) Hokkaido Sea Asparagus」です。
北海道は大自然が残るスポットとして毎年多くの外国人観光客が訪れる人気の観光地です。
「日本一の深紅の絨毯」と呼ばれる北海道サロマ湖の希少なアッケシソウ(サンゴソウ)群生地が見頃を迎えたシーズンの模様が4K動画で紹介されています。
サロマ湖周辺に群生するアッケシソウ(サンゴソウ)は、潮汐の干満規定される湿地帯の塩湿地に生育する塩生植物で、耐塩性があり高さ10~35cmの円柱形に育つ食用植物との特徴があります。
一年性草本のアッケシソウ(サンゴソウ)は成長するにしたがってその身には塩分を多く蓄え、しっかりとした食感と塩味があり、ヨーロッパでは葉と茎が食用とされ、形がアスパラガスに似ていることからシーアスパラガスとも呼ばれています。
サロマ湖は日本最大の汽水湖で海に面しているためアッケシソウ(サンゴソウ)の生育に適していると言えます。
北海道サロマ湖周辺のアッケシソウ(サンゴソウ)栽培の現状
写真:アッケシソウ(サンゴソウ)
アッケシソウ(サンゴソウ)は絶滅危惧種に選定されています。
北海道網走市の能取湖では国内最大級のアッケシソウ群生地が形成されていますが、これは人工的にトラクターで土地を耕起し、他の塩生植物の発生を抑制しており、本格的なアッケシソウ(サンゴソウ)栽培を行っている数少ない地域の一つが動画で紹介されているサロマ湖周辺なのです。
アッケシソウがサンゴソウと呼ばれるのは穂先の色が赤く形がサンゴのように見えるからで、地元ではヤチサンゴという名称で呼ばれることもあります。
至近距離から撮影されたサンゴのように見えるアッケシソウの姿は3:13よりご覧になれます。
北海道サロマ湖産アッケシソウ(サンゴソウ)の食べ方
写真:アッケシソウ(サンゴソウ)
アッケシソウ(サンゴソウ)は生で食べても塩味がする植物なので、そのまま茹でて食べるのが一般的です。
アレンジとしてはパスタやシチューなどの煮物料理に加えても美味しいとされています。
近年ではスーパーでも流通されているので是非一度ご賞味ください。
日本人に不足しがちなマグネシウムなどのミネラルやアミノ酸を豊富に含んでおり、アッケシソウ(サンゴソウ)のエキスはサプリメントの原料としても利用されるほど栄養価もあり、健康効果が高い植物です
北海道サロマ湖周辺のアッケシソウ(サンゴソウ)紹介まとめ
北海道サロマ湖は網走国定公園の一部で、毎年9月上旬の紅葉のシーズンになると、動画の3:17でご覧になれるように鶴が渡ってくるエリアとしても有名です。
サロマ湖で行われるアッケシソウ(サンゴソウ)イベントは9月上旬~中旬にかけて行われる「能取湖さんご草祭り」が有名で、「ドリーミントオホーツク号」という観光バスが運行されます。
交通アクセスの便がいいところとは言い難いので、レンタカーを使って訪れる観光客も多く、駐車場やイベント開催状況などの詳細はホームページなどでご確認ください。
【トリップアドバイザー】サロマ湖
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120894-d1384194-Reviews-Lake_Saroma-Saroma_cho_Tokoro_gun_Hokkaido.html
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