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日本文化を伝える長浜曳山まつりとは

こちらの動画は「TokyoStreetView - Japan The Beautiful」が公開した「Nagahama Hikiyama Festival - Shiga - 長浜曳山まつり」です。 今回ご紹介する動画では、日本の滋賀県長浜市で行われる長浜曳山まつりをご覧になれます。

長浜曳山まつりは長浜八幡宮の祭礼として日本文化を伝える歴史的なお祭りです。
祭礼中の行事として有名なものが日本三大山車祭としてあげられる曳山巡行です。
さらに子どもたちが歌舞伎の化粧を行う子ども歌舞伎も話題になっています。

日本三大山車祭りの一つ長浜曳山まつり

日本には三代山車祭りという3つの有名な山車祭りがあり、岐阜県高山市の高山祭京都府京都市の祇園祭、そして滋賀県長浜のこちらの動画で紹介されている長浜曳山まつりです。
どの山車祭りも国の重要無形民俗文化財に登録されており、日本の祭り文化に大きな影響を与え続けていることは間違いありません。

日本の文化を後世に伝える子ども歌舞伎

長浜曳山まつりで執り行われる行事が、子ども歌舞伎です。
曳山の上で子どもたちが歌舞伎の化粧をし、演技を行います。
その様子は動画の中で4:01秒から紹介されています。

滋賀県で行われる長浜曳山まつりの歴史

長浜曳山まつりの歴史は1574年に日本の戦国武将であった豊臣秀吉が長浜城を築城した際に、城下町で開催されていた曳山祭で曳山を作り始めたのが始まりとされています。
以後、長浜市では伝統文化・伝統芸能として曳山まつりが発展し、江戸時代の中期には今のような狂言を行っていたという記録が残されています。

長浜曳山まつりは、その後も長浜市の人々の間で受け継がれていき、昭和54年には重要無形民俗文化財の指定を受けました。
さらに昭和60年には祭りで使用する曳山とその曳山を保存する山蔵が滋賀県の有形民俗文化財として認定され、平成28年には日本各地の山・鉾・屋台行事の一つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

滋賀県で行われる長浜曳山まつりの子ども歌舞伎

長浜曳山まつりの目玉は歌舞伎役者となった子どもが舞台屋台の上で狂言を演じる子ども歌舞伎です。
日本では歌舞伎と狂言は区別されますが、長浜市では5歳から12歳までの男子によって演じられます。
歌舞伎と変わらず男役と女役があり、勇ましく男役を演じる子や、つややかに振る舞う女役の子の狂言が上演されます。
また、この子ども歌舞伎を支える三役として、三味線・太夫・振付は不可欠な存在です。
現在では三役修行塾の塾生がその役目を努めていますが、かつては湖北地域で義太夫などが盛んに行われていて曳山の三役を努めていました。

日本文化を感じる長浜曳山まつり紹介まとめ

滋賀県の長浜市で歌舞伎に気軽に触れられる行事とあって多くの観光客が訪問する長浜曳山まつり紹介動画をぜひご覧になってください!
長浜曳山まつりは毎年4月中旬ごろに行われます。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
山本 孝(Takashi Yamamoto)
ライター歴7年目。旅行・グルメ・歴史の記事を執筆しています。
あの人気戦国武将・豊臣秀吉の縁ある滋賀県長浜市の「長浜曳山まつり」。歌舞伎役者になりきる子どもが懸命に演技する姿は一見の価値有り!
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